小川神社に伝わる里神楽で、夏祭の宵宮（毎年７月第四土曜日）に、大漁豊作と悪魔祓いを祈願して奉納されます。 演目は「おかめとひょっとこの顔合わせ・恵比須様の鯛釣り・獅子舞（前段・後段）」が伝わります。 おかめの舞い手は若い女性です。

獅子舞（前段）は、平舞の「袖舞・鈴舞・幣舞・剣の舞・悪魔祓い」を舞います。 幣舞の途中に「千早ふる…悪魔を祓う」「あーこりゃこりゃ」と謡が入ります。

両手に剣と鞘を持ち、四方の悪魔を祓う舞。 剣を激しく振り回し、動きが激しい舞ですが、獅子は若い女性が舞っています。 後方の笛は保存会長さん。

獅子舞（後段）は、芸獅子が演じられます。 茶碗酒を飲んで眠り込んだ獅子…。 そこへ、ひょっとこが現れてちょっかいを出します。 怒った獅子とひょっとこの絡み合いが楽しい演目です。

〆は、漁師町なのでやっぱり「大漁節」。 自然に皆さんの踊りの輪ができました。 最後に「早馬鹿」でお開きとなりました。 この神楽は、小川町郷土芸能保存会の皆さんが継承しています。