赤城神社の例大祭（10月第三土・日曜）の前週日曜日に、流山５〜８丁目の氏子が総出で大しめ縄を掛け替えます。 まず、青竹の芯を稲藁で包み、太い綱を作っていきます。 写真は６丁目の皆さんの作業風景。

稲藁は新川地区の農家が手作業で刈り取ったものを使っています。 棒で叩いて藁を締めながら、何度も転がして外周に綱を巻き付け、一本の太綱に仕立てます。 作業開始から太綱の完成まで４時間ほどかかりました。

３本の太綱を積み重ね、頭を立木に縛り付けて固定してから、全員が力を合わせて撚り合わせます。 掛け声に合わせて一本ずつ持ち上げては、押したり引いたり力任せに曲げる大技で、捻るたびに芯の竹がボキッと折れる音がします。 30分ほどで大しめ縄が完成しました。

大しめ縄の重量は約500kgあり、チェーン滑車で吊り上げます。 かつては丸太を横に渡し、一週間吊しては例大祭後に撤去していました。 昭和47年から、一年を通じて吊すようになりました。

丈夫なワイヤーで３カ所をしっかり固定して吊します。 ワイヤーの上から飾り綱を巻き付け、結び目を獅子頭のように立て、最後に大しめ縄の外観を整えると完成です。 吊り上げから固定、細かい仕上げまで１時間ほどでした。