和良比皇産霊（みむすび）神社の例大祭（毎年２月25日）は、江戸期から「大六天様のどろんこ祭り」として親しまれてきました。 五穀豊穣を祈願した後、地区の子供たちの健やかな成長を願い、赤ん坊の額に泥を塗って祝福します。

ふんどし姿で勇ましい若衆も、いつもと勝手が違うようです。 赤ん坊につられて、思わず見せたこの笑顔に、観客が拍手を送ります。 よっ、いい顔してますね。

赤ん坊への祝福が終わると、男たちに御神酒が振る舞われます。 そして祭りはいよいよメインイベントへ。 男たちが、騎馬戦に続いて、壮絶な泥合戦を３回繰り広げます。

まだまだ寒いこの季節。 泥合戦の合間に、境内の焚き火を囲み、男たちが暖をとります。 酒が入って、神社に男たちの熱気があふれます。 この後、壮絶な最終戦へ…

最終合戦は、酔いも手伝って激しい泥の投げ合いになります。 容赦なく飛んでくる泥に、たまらず観客も逃げ出します。 取材中のTV局の女性レポーターが捕まり、泥だらけに…。 最後に、泥だらけの体で神職を胴上げして、お開きとなりました。